「名は体を表す」という。それが要因ではなかろうが、名前に「鉄」の文字を持つ公明党の斉藤鉄夫代表(島根県邑南町出身)は、「鉄ちゃん」と呼ばれる熱烈な鉄道マニアとして知られる。
その一端を見せたのが昨年3月。石破茂首相(当時)が中学時代に鳥取駅から特急列車に乗り、1970年の大阪万博に出かけたと発言すると、翌日、古い時刻表を持ち出し本人に確認。「総理が乗った特急が判明しました」と交流サイト(SNS)に投稿していた。
「鉄」という漢字には「強い意志」という意味も込められている。その代表例が「鉄の女」の異名を取り、対外強硬路線で鳴らしたサッチャー元英首相。高市早苗首相が尊敬する政治家に挙げたことで改めて注目を集めている。
誰に対しても丁寧な受け答えで、穏やかな表情が印象的な斉藤氏も「強い意志」を持っているようだ。昨年10月、保守色の強い高市氏が自民党総裁に選出されると、「企業・団体献金の規制強化について折り合えなかった」と自民との連立政権から離脱。先週、突然の衆院解散風を引き金に立憲民主党との新党結成にハンドルを切った。「政治の右傾化が見られる中で、中道勢力の結集が重要だ」。その言葉からは危機感と覚悟がにじむ。
「27日公示-2月8日投開票」の衆院選の日程が決まった。“和製「鉄の女」”の対立軸として走り始めた「中道改革連合」の行方やいかに。(健)













