連続ドラマ『北方謙三水滸伝』最新話は日曜午後10時よりWOWOWにて放送、WOWOWオンデマンド・Leminoにて配信(C)北方謙三/集英社(C)2026 WOWOW/NTTドコモ
連続ドラマ『北方謙三水滸伝』最新話は日曜午後10時よりWOWOWにて放送、WOWOWオンデマンド・Leminoにて配信(C)北方謙三/集英社(C)2026 WOWOW/NTTドコモ

 作家・北方謙三による大河小説を映像化した連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』(全7話)は、主人公・宋江役の織田裕二をはじめ、晁蓋役の反町隆史、林冲役の亀梨和也らが集結し、日本ドラマ史上“規格外”のスケールで描かれる叛逆の群像劇。22日に第6話が放送・配信されるのを前に、織田・反町・亀梨のキャスティング秘話と撮影エピソードが新たに公開された。

【画像】織田・反町・亀梨のオフショット

■亀梨和也「雪をもっと頭にかけてほしい」と自ら提案

 林冲役の亀梨について、プロデューサーの大原康明氏(WOWOW)は、「以前、亀梨さんと別の連続ドラマでご一緒する機会があり、お芝居の魅力もさることながら、常に凛として現場に佇む姿勢にプロフェッショナリズムを感じ、衝撃を受けたんです。亀梨さんが演じてくださるのなら、視聴者の方も納得してくださる林冲を描くことができるに違いないと確信できました」と振り返る。

 劇中では、愛する者との死別や拷問、雪山を歩き続ける場面にアクションなど、過酷なシーンが多い林冲だが、亀梨は「例えば、雪山での撮影シーンでは約8分、送風機で強烈な風と雪が顔にたたきつけられる中、素手で雪をかき分けて進むという壮絶な撮影に挑んでくださいましたし、リアルな表現をするために『雪をもっと頭にかけてほしい』と亀梨さん自らスタッフにリクエストされるほどでした」(大原氏)と、役作りへの強いこだわりを見せたという。

 林冲は、武人としての強さに加え、内面的な繊細さも求めれらるが、大原氏は「“林冲の人物像“を常に考えて制作陣と密にコミュニケーションを取ってくださり、心理描写もこだわり抜かれていた印象があります。実際、第1話の台本読み合わせの段階から亀梨さんは涙を流していらして。それは間違いなく、『この作品は凄いことになるぞ』と確信できた瞬間のひとつでした」と、亀梨らしさあふれる撮影エピソードを披露した。

■反町隆史は「背中で引っ張る“動”のリーダーそのもの」

 梁山泊の頭領・晁蓋を演じる反町について、大原氏は「武勇に優れていて豪快。でも時には茶目っ気も垣間見える。太陽のように人々を導く“英雄”晁蓋の存在感が、反町さんがこれまでご出演された作品で見せてこられた、迷える人々をその行動力と姿勢で引っ張り導くエネルギーや雄々しい姿と、完璧に重なっていました」と評価。

 第1話冒頭の官軍の荷馬車襲撃シーンでは、カメラや馬の動線を踏まえたダイナミックな演出アイデアを自ら提案し、「荒々しさや勇ましさを独自に盛り込んでもくださり圧巻でした。その姿はまさに、背中で引っ張る“動”のリーダーそのものでした」(大原氏)と、存在感を発揮していたという。織田との対立シーンの撮影前日には、「非常に寒い洞窟の中にも関わらず、お二人だけで読み合わせをされる姿がとても印象的でした」と明かした。

■穏やかで包容力のある人物「今の織田裕二なら演じ切れる」

 主人公・宋江役の織田の起用は、長年タッグを組んできた若松節朗監督の提案によるものだったという。これまで織田さんが演じてきた情熱的な主人公像とは異なり、穏やかで包容力のある人物像を「今の織田さんなら演じ切れる」との確信が監督にあったようだ。

 大原氏も「織田さんが演じた人物たちがこれまで放ってきた“情熱”や“怒り”と、本作で宋江という人物が表向きには穏やかながらも、その心の奥底では、腐敗した世の中に対して燃えるような情熱と怒りを湛えている、という姿が一気に重なっていきました。織田さんの圧倒的な存在感と説得力で、宋江という人物がドラマの中で一気に立ち上がり、興奮したのを今でも覚えています」と改めて振り返っていた。

 撮影現場での織田は「まさに“宋江そのもの” でした」と明かす大原氏。「常に笑顔で、キャストやスタッフに分け隔てなくコミュニケーションをとってくださる姿に現場全体が救われましたし、織田さんの周りでは皆が自然と笑顔になっていくんです。何度も読んだはずの原作を撮影後に読み返してみると、宋江の言葉が織田さんの声で蘇るほどでした」と感慨深げに語っていた。

 連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』最新話は毎週日曜午後10時より、WOWOWにて放送、WOWOWオンデマンド、Leminoにて配信。