安来市古川町の足立美術館で春季特別展「日本画ハイライト」が開かれている。館が所蔵する近代日本画家たちの作品の中から、横山大観や上村松園ら人気のある24人の36点を展示し、来館者を楽しませている。5月31日まで。
明治から昭和にかけて日本画壇をリードした横山大観の代表作「曳船(ひきふね)」は朦朧(もうろう)体といわれる線を描かない無線描法で、水煙にかすむ大気の微妙な雰囲気を表現している。美人画の名手とされる上村松園の「待月(たいげつ)」は、欄干に寄りかかって月の出を待つ黒髪の女性を優美に描き、内面の美しさを感じさせる。
愛知県岡崎市から来館した元教員、永井隆夫さん(75)は「純日本的な、昔を思い起こさせる作品があった。イタチを描いた橋本関雪の『秋圃(しゅうほ)』が印象深い」と話した。
午前9時~午後5時半。入館料は一般2500円、高校生千円、小中学生500円。無休。(中山竜一)














