テニスの全米オープン男子シングルスでジョコビッチを破り決勝進出を決め、喜ぶ錦織圭=2014年9月、ニューヨーク(ロイター=共同)
テニスの全米オープン男子シングルスでジョコビッチを破り決勝進出を決め、喜ぶ錦織圭=2014年9月、ニューヨーク(ロイター=共同)

 誰も到達していない場所は遠くにあるのではない。いつも目の前にあった。

 楽しい時も、つらい時も。彼はただ、ラケットを振り続け、その日の自分を乗り越えた。

 単身で米国に渡り、近道のない道を選び続けた。積み重ねた一球一球は礎となり、気付けば数多くの金字塔を打ち立てた。

 錦織圭。不世出の天才が示したのは、才能より継続が未来を切り開くという真実だった。

   ◇

 ・テニスライター・内田暁さん 世界一への冒険は選手たちの憧れに


<担当記者が語る錦織圭>

偉大さ際立たせる錦織のタフさ

持ち味最大限発揮、全仏のクレー

ウィンブルドンで見た、たくましく誇らしい背中

錦織圭は「乃木小の同級生」 対面して実感した、親しみと地元愛


<誕生から引退発表まで> 錦織圭選手の歩み