戦争を語り継ぐ(第1期)

 戦争と平和について、山陰に関わりのあるテーマから学び、考える特別講座「戦争を語り継ぐ」を開講します。 第1期(3回)はフィリピンの日本人戦犯赦免に尽力した安来市出身の画家加納莞蕾(かんらい)、日本海軍連合艦隊艦艇が多重衝突した美保関沖事件、陸軍の軍事演習が行われた三瓶原演習場を取り上げます。

◇戦争を語り継ぐ(第1期)チラシ(pdf)
■第1期① 9月24日(火)
「今こそ、世界平和を!加納莞蕾(かんらい)に学ぶ平和思想」
 【講師】加納佳世子(安来市加納美術館名誉館長)

 1953(昭和28)年、フィリピンのキリノ大統領は、日本人戦犯を赦免しました。それは、加納莞蕾がキリノ大統領に訴え続けた平和への道でした。 その後、加納は大統領の赦しに応えることは、世界平和を築くことであると言い、平和への活動を続けました。その思いを伝えます。
■第1期② 10月8日(火)
「郷土史としての美保関沖事件~地域の戦争遺跡、水中文化遺跡の保全という視点から~」
 【講師】大原歳之(美保関沖事件慰霊の会副会長)

 1927(昭和2)年、美保関沖で起きた連合艦隊艦艇の多重衝突事故について当時の国際情勢や資料を基に歴史的な検証を行います。 また、2020(令和2)年から翌年にわたって実施された、沈没した駆逐艦「蕨(わらび)」「葦(あし)」の水中調査の様子を水中動画や3Dデータを交え報告します。
■第1期③ 10月22日(火)
「知られざる近代軍事遺構~三瓶原演習場~」
 【講師】中村唯史(NPO法人石見銀山協働会議理事長)

 三瓶山は明治時代からアジア太平洋戦争の終結まで帝国陸軍の演習場として使われました。 その歴史と、大地の歴史がこの地が演習場として選ばれたことに関係し、演習場の歴史が現在の自然環境に少なからず関係していることを紹介します。