〔律令祭祀制による新嘗祭の成立〕

 国家が律令(りつりょう)に定めた天皇による新嘗祭は、飛鳥時代後半の天武天皇の頃(673~686年)に成立する。飛鳥から平安時代初め頃までは大嘗祭【おほにへのまつり/だいじょうさい】とも呼ばれた。

 遅くとも奈良時代初めの「神祇令(じんぎりょう)」(国家祭祀(さいし)の法令)に年間の恒例祭祀(別掲)の一つと定められた。祈年(としごい)祭、月次(つきなみ)祭、大嘗祭(...