2025年春、共同通信の記者の私(26)は福井市に赴任した。当時25歳。入社4年目で、福井支局では最年長の記者として、県庁の取材を担当することになった。
突如めまいを覚えるようになったのは、7月下旬ごろ。参院選や福井県での原発新設に向けた調査検討といった大型ニュースが続き、忙しい日々を送っていた。
ある時は、起床直後に天井がぐらぐら揺れて見えるような激しいめまいに襲われた。疲れがたまっているのだろうと思い込み、仮眠をとって午後は車を走らせ取材した。
お盆休みに入った直後、旅行先で倒れ、搬送先の病院で医師から告げられた。
「脳梗塞一歩手前の状態。もやもや病の疑いがある」(共同通信=島田早紀)
▽左半身の脱力発作
倒れたときの詳しい状況はこうだ。
お盆休みに入った直後、旅行先の北海道の飲食店でカレーを食べていたら急に左腕がけいれんし始めた。「何かがおかしい」と思った時に...













