〔皇位継承儀礼としての新嘗祭=大嘗祭〕

 律令(りつりょう)祭祀(さいし)として天皇が毎年行う新嘗祭は、飛鳥時代後半、7世紀末の天武(てんむ)、持統(じとう)天皇の頃に成立した。

 天皇即位後の初の新嘗祭、つまり一代一度の大嘗祭【おほにへのまつり/だいじょうさい】=践祚(せんそ)大嘗祭もほぼ同時期に制度化された。

 践祚大嘗祭は、旧暦11月...