NHKは4日、再来春(2028年度前期)に放送される第118作目連続テレビ小説の制作・主演発表会見を行い、タイトルは『ほんのモキチ』と発表した。主演は河合優実、脚本は宮藤官九郎が務める。会見には制作統括の板垣麻衣子氏も登壇し、朝ドラで“不仲な夫婦”を描く意図を明かした。
【写真】ヒロインを務めるのは…ホワイト衣装で笑顔をみせる河合優実
本作は、歌人で医師の斎藤茂吉とその妻・輝子(河合)をモデルにした“最も不仲な夫婦”の物語。板垣氏は、脚本に宮藤を起用した理由について「(宮藤が手掛けた作品が)とても明るく優しくて。朝の空気にぴったりな作風の方だなと思っていたので、オファーしました」とコメント。
朝ドラで“不仲な夫婦”をモデルとしたことについては「(茂吉と輝子は)水と油みたいに正反対な性格なので、ぶつかることも多かったと思うんですけど、それでも40年以上連れ添って、何か特別な絆があったんじゃないかなと思わせるようなご夫婦です。たしかに気の合わない人たち同士のけんかではあるかもしれないけれど、もしかしたら愛情表現のひとつなのかなと思ったりもするので、宮藤さんがそこを面白く、温かく書いてくださるんじゃないかなと期待しています」と語った。
さらに「2人を見るとなんだか朝から笑っちゃうような夫婦を描いてほしい」と期待を込めつつ、「輝子さんはすごくパワフルな方で、今この瞬間をとても一生懸命に、全力で生きた方なんです。過去を振り返らず、未来に期待せず、今を全力で生きて、年をとっても海外を飛び回ったり。そうした今を全力で楽しみ続けている感じが、人生100年時代の今の女性に届くんじゃないかなと思いますし、今を生きている我々も彼女から元気や勇気をもらえるんじゃないかと思います」と作品に込めた思いを述べた。
本作は1895年、病院を経営する杜紀一の家にテル子が生まれたところから始まる。その病院の跡取りとして選ばれたのがモ吉。なんとモ吉が23歳、テル子は9歳で入籍する。それから40年以上、全くソリの合わない夫婦は、離婚に至ることなく連れ添うこととなる。
戦時中ですら互いに決して歩み寄らず、我が道を行く男女の本音のぶつけ合いは、みっともないを通り越して爽快。そしてお茶の間の心を解きほぐし、ストレス社会を生き抜くヒントがそこに隠されている…かもしれない。家族のため、夫のためではなく、ただ自分のために生きることが、図らずも周囲を明るく、元気にする…こともある?という現代人へのメッセージでもある。
連続テレビ小説は、見上愛&上坂樹里がW主演を務める『風、薫る』が放送中。今秋(2026年後期)には石橋静河主演の『ブラッサム』、来春(2027年度前期)には森田望智主演の『巡(まわ)るスワン』が放送される。来秋(2027年後期)放送の第117作目は未発表。
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