蒸気機関車の胴体部分にペンキを塗る児童=出雲市大社町北荒木、JR旧大社駅
蒸気機関車の胴体部分にペンキを塗る児童=出雲市大社町北荒木、JR旧大社駅

 【出雲】国の重要文化財・JR旧大社駅(出雲市大社町北荒木)の敷地内にあるD51形蒸気機関車(SL)をよみがえらせようと6日、近くの荒木小学校3年生68人と大社ロータリークラブの27人が協力し、古くなり塗料が剥がれた車体に黒色のペンキを塗った。

 作業に入る前に地元の塗装業者が「ペンキが跳ねないようにゆっくりローラーを転がしましょう」と塗り方のこつを紹介。児童は4班に分かれて足場に上り、SLの胴体部分にローラーを前後させ、丁寧に塗った。教室に戻った後、出雲観光協会の職員が旧大社駅の歴史や駅舎の構造などを説明した。

 金森陽当(ひなた)君(8)は「ペンキを塗るのが気持ちよかった。一生懸命できた」と笑顔で話した。大社ロータリークラブの森山信雄会長(58)は「体験を通じて郷土愛が育まれたと思う。子どもたちの思い出に残る経験になればうれしい」と話した。

 補修は8年ぶり。9月初旬から業者による作業を始め、最後の仕上げを児童が担当した。旧大社駅は2025年度まで修理中。 (平井優香)