出雲市が12日、市民向けプレミアム付き商品券の利用期間を12月末までに延長すると発表した。新型コロナウイルスの影響を受ける飲食店や小売店で使え、10月末を期限としていたが、利用されていない券が一定数残っているため。

 経済対策の一環で、飲食店や小売店など1076店舗で使用可能。市は1組5千円分(500円券10枚つづり)を3千円で販売し、14万8755組を発行済みとなっている。

 市によると、4日時点の換金率は66%。新型コロナ感染の懸念から外出を控え、券を利用しないままにしている購入者が少なくないとみる。

 市内の新型コロナの新規感染者数は落ち着きつつあり、市は券を使い切ってもらおうと期限の2カ月延長を決定。今後、市ホームページ、新聞広告などで周知する。   (松本直也)