自衛隊のヘリコプター2機が東京電力福島第1原発に海水を投下した直後の2011年3月17日午前10時22分、首相の菅直人は米大統領オバマと電話会談した。外務省が部分開示した日本側記録によると、会談はオバマの申し出で行われた。

 「日本を支援するためになしうること全てを行うわれわれの強い決意をお伝えしたい」。こう述べたオバマは「米軍の核対応部隊の計画担当者」を日本に派遣するとも表明。菅は「われわれには『撤退』という文字はない」と応じ「(米側に)包み隠さず情報...