島根県警は30日、還付金名目で県東部在住の60代女性が現金約77万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。
県警によると、女性は25日、役場職員のアオキを名乗る男から「介護保険の払い戻しがある」などと自宅に電話を受け、金融機関の現金自動預払機(ATM)に行き、携帯電話でやりとりをしながら言われるままに操作。意図せず現金約77万円を振り込んだ。
さらに操作の指示を受けたものの、ATMにエラーが表示され、金融機関職員に相談。役場にも確認し、被害に気づいた。
県内では今年に入り10月末までで54件(被害総額約6200万円)の特殊詐欺被害があり、還付金詐欺も多い。県警は警報を発令し注意を呼び掛けている。