島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

島根県と鳥取県が7日、6日の検査で新たに計37人(島根22人、鳥取15人)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の感染者数が2日連続で2桁となるのは島根が107日ぶり、鳥取が119日ぶり。

 いずれも6日の検査分で、無症状か軽症。

 島根の内訳は松江市6人、浜田市1人、出雲市7人、雲南市1人、津和野町1人、西ノ島町4人、県外2人。このうち17人は、既に確認された感染者との接触や、12月中旬以降の県外移動歴がある。松江市の3人はオミクロン株の疑いがある。

 雲南市の1人は県雲南合同庁舎(雲南市木次町里方)の3、4階にある雲南県土整備事務所の県職員。業務中に不特定多数との接触はないという。11日まで5人態勢に縮小し、両階で勤務する90人を検査する。

 鳥取の内訳は鳥取市6人、県西部4人、県外2人、非公表3人。11人が県外移動歴があり、13人はオミクロン株の疑いがある。

 県外在住の1人について鳥取市は、3日に市内であった成人式の参加者だと発表した。参加者の感染は2人目。市は会場内で感染した可能性は低いとみる。

 鳥取県教育委員会は感染者のうち2人は鳥取西高校(鳥取市東町2丁目)の学校関係者だとし、同校は7日に休校した。鳥取市教育委員会は、桜ケ丘中学校(鳥取市桜谷)と若葉台小学校(鳥取市若葉台南2丁目)の計2人が、既に確認された感染者の濃厚接触者だと発表。両校は7日に休校した。

 累計感染者数は島根が1822人、鳥取が1715人。即応病床使用率は島根(216床)が33・3%(7日午後4時時点)、鳥取(213床)が14・6%(同午前0時時点)で、重症患者はいない。
     (佐々木一全)