東京ドーム5個分、約25ヘクタールの広大な敷地の一部しか活用されていない「出雲いりすの丘公園」(出雲市斐川町学頭)の再生へ向けた動きが本格化する。土地を所有する出雲市が春以降に事業提案を募集し、年内にも優先交渉事業者を決める方針だ。高速道路の整備などで土地の利用価値が上がっており、コロナ後を見据えた体験型の観光施設など山陰を代表するゾーンへと生まれ変わる素地はある。

 一部を除き、長く「塩漬け」になっていた敷地の再生へと遅まきながら出雲市が動いたのは、旧斐川町の土地所有を巡る不備な状態を解消したことと、市が活用策を民間から募る「サウンディング型市場調査」で意欲的な提案があったためだ。

 サウンディング型市場調査では、市内外の6事業者から、食やアクティビティーを盛り込んだテーマパークやグランピング施設などの提案が寄せられた。採算が取れるかどうかは考慮していないが、市は市場性があるとみて再生計画を一歩進め、具体的な事業計画を募集することにした。市経済観光部の橋本孝部長は「広大な土地で事業をする人がいるかどうかが分からなかったものの、手応えを感じた」と話す。

 事業提案の公募に当たり市は当初、...