戦後の急速な経済成長に伴い、日本の各地で公害が社会問題化した。原因企業や政府への批判が高まり、1970年に開かれた臨時国会、通称「公害国会」で公害関係14法が成立し、問題改善の道が開かれた。それから半世紀。東京電力福島第1原発事故では以前と変わらぬ構図が横たわり、地球規模の環境問題に直面し新たな対応が求められ...