年の瀬も迫った日。前夜から降り積もった雪で、その朝は、銀世界となっていました。その中を莞蕾(かんらい)の油彩の作品は、美術輸送のトラックに積まれ、美術館を出発していきました。「行ってらっしゃい」と、その車を見送る私はこみ上げる感慨の思いで胸がいっぱいでした。他の美術館で加...
大田を愛した莞蕾 三瓶山の姿 角度変え描く 〈加納 佳世子〉
残り1238文字(全文:1375文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる