映画館入口で営業開始を喜ぶ和田浩章さん(左)と更沙さん=益田市あけぼの東町、Shimane Cinema Onozawa
映画館入口で営業開始を喜ぶ和田浩章さん(左)と更沙さん=益田市あけぼの東町、Shimane Cinema Onozawa

 2008年に閉館した島根県益田市あけぼの東町の映画館「デジタルシアター益田中央」が26日、「Shimane Cinema Onozawa(シマネ シネマ オノザワ)」として再オープンした。映画館空白地帯となっていた県西部での復活に、映画ファンが喜んだ。

 「シネマチュプキタバタ」(東京都北区)の支配人だった和田浩章さん(32)=千葉県市川市出身=と妻の更沙さん(38)=益田市出身=が企画。インターネットで資金を募るクラウドファンディングを活用し、市内の企業からも支援を受け、最新の映写機を導入し、換気システムを改修した。

 30日までは「鉄コン筋クリート」「海のふた」など、2人が思い入れのある4作品を上映する。初日に来場した斎藤重幸さん(75)=益田市東町=は「久々に映画館で鑑賞できて満足。映画館が地元のにぎわいの拠点となるよう盛り上げてほしい」と願った。クラウドファンディングに協力した団体職員、中島健さん(50)=益田市市原町=も「何度も来ていた思い入れのある場所」と再開を喜んだ。

 今後は音響設備やスクリーンの改修も進める予定。和田さんは「多くの方々の協力を受け営業開始にこぎ着けてうれしい。地元に末永く愛される映画館を作っていきたい」と話した。

 200席で、月、火曜休館。入場料は一般1800円、シニア(60歳以上)1200円。30日までは特別価格(大人千円、小中高生500円)。電話0856(25)7577。

 (石倉俊直)