【浜田】島根県西部の伝統工芸品「石州和紙」で作った小物入れなどの作品約30点が、浜田市三隅支所(三隅町三隅)1階ロビーで展示されている。28日まで。
制作したのは三隅町内のの小学2~6年生15人。石州和紙の伝統や技術を伝えようと三隅まちづくりセンター(三隅町向野田)が2011年から続ける「みすみっ子チャレンジ教室」で、和紙の原料となるコウゾの刈り取りから作品づくりまで体験した。
児童は水に浮かんだ絵の具の模様を写し取る「マーブリング」の技法で色を付けた和紙をペットボトルに貼り、小物入れを制作。色鮮やかな作品は角度によって色の見え方が変わる。光に当たると色が透ける「ステンド和紙」も作った。
色染め体験の講師を務めた川神由理さん(60)は「組み合わせる色で作品の雰囲気が変わり、個性が見られる」と話した。
(青山和佳乃)













