太陽系の惑星で最も中心に近いところにある水星は厚い謎のベールに包まれている。日本と欧州が派遣したペアの探査機が向かっているが、到着は出発から7年後の2025年の予定。長旅は折り返しを迎え、水星の周回軌道に入るまであと3年と迫った。 日本の水星探査機「みお」は2018年10月、南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地から欧州宇宙機関(ESA)の探査機MPOと一緒に旅立った。これまで水星探査に成功したのは米国だけ。直線的な道程ではないが、21年には水星まで約2...
残り2072文字(全文:2302文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる