【第34戦・島根ー大阪】第4クオーター、大阪のディージェイ・ニュービル(右)に厳しい守備で対応する島根の後藤翔平=松江市総合体育館
【第34戦・島根ー大阪】第4クオーター、大阪のディージェイ・ニュービル(右)に厳しい守備で対応する島根の後藤翔平=松江市総合体育館

 攻守がかみ合わず、連勝は8で止まった。島根は、前日に24得点した大阪のディージェイ・ニュービルを警戒しながらも25得点され、ポール・ヘナレ監督は「対策はしたが、十分でなかった」と敗因を挙げた。

 島根戦前の1試合平均得点が23・1点でリーグトップのニュービルに対し、1カ月の中断期間中も準備を進めた。守備に定評がある白濱僚祐、阿部諒、後藤翔平を中心に厳しいプレッシャーをかけ続けたが、抑えきれなかった。

 攻撃は第1クオーターの6分半すぎまで、わずか2得点。前日に32得点したリード・トラビスは先発しながらも、状態が万全でないため開始から3分45秒の出場にとどまった。要を欠いたインサイドは攻守で劣勢に回り、外にスペースが生まれると、この日28得点の特別指定選手・高島紳司(大東文化大)らに次々と3点シュートを決められた。

 チャンピオンシップ出場に向け、能力の高い選手をいかに抑えるかが、あらためて課題として浮かび上がった。過密日程の後半戦がスタートし、西地区首位に立つ琉球ゴールデンキングスとの今季初対戦も控える。後藤は「ディフェンスやオフェンスについて、一つ一つの精度を上げないといけない」と気を引き締め直した。

  (三浦純一)