映画「高津川」に登場したのと同型のバスに乗り込む参加者=益田市向横田町、向横田回転場
映画「高津川」に登場したのと同型のバスに乗り込む参加者=益田市向横田町、向横田回転場

 石見交通(益田市幸町)が21日、全国公開中の映画「高津川」に登場した自社グループの同型バスで流域住民を送迎し、同映画が上映されている映画館「Shimane Cinema Onozawa(シマネ シネマ オノザワ)」(あけぼの東町)に招待した。参加者が登場人物の気分を味わうとともに映像を通じて郷土愛を深めた。

 映画の中で、同社の子会社・イワミツアーのバスが運動会の来場者を送迎するシーンがあることにちなみ、地域貢献活動として初めて実施。市民20人が発着点の向横田回転場(向横田町)からイワミツアーのバスに乗り込み映画館へ。映画を鑑賞し、錦織良成監督と主演俳優の甲本雅裕さんの舞台あいさつを聞いた。

 益田市向横田町の無職椋木哲男さん(82)は錦織監督と甲本さんのサインを手に「家の近くを流れる清流の美しさを再認識するとともに、地域や家族、友人の絆の大切さを感じた」と笑顔。企画した石見交通取締役経理部長の澄川和宏さん(48)は「楽しんでもらえてよかった。今後もさまざまな社会貢献の在り方を考えたい」と話した。

 「高津川」の製作にあたっては、島根県や益田地区広域市町村圏事務組合が計5千万円を支援しており流域のPRに期待がかかる。
      (中山竜一)