色とりどりのチューリップを眺める来園者=松江市八束町波入、由志園
色とりどりのチューリップを眺める来園者=松江市八束町波入、由志園

 【松江】「牡丹(ぼたん)咲き」とも呼ばれる八重咲きのチューリップで園内を彩る「牡丹咲チューリップとラナンキュラス展」が、日本庭園・由志園(松江市八束町波入)で開かれており、色鮮やかな花々が来園者の目を楽しませている。17日まで。

 春の訪れを感じてもらおうと、毎年開催している人気展で4回目。花弁が幾重にも折り重なるように咲く姿から牡丹咲きと称されるチューリップ100品種を約千坪の牡丹園に集め、同じく明るい花弁が特徴のラナンキュラスを添えた。

 赤にピンク、黄色など単色や複数色が交じった品種に目を奪われる。会場中心部には長さ約30メートルのフラワートンネルもあり、来園者は自身を包み込むように咲く花の撮影を楽しみながら散策していた。

 米子市上後藤4丁目から家族4人と訪れた、主婦古磯真美さん(42)は「初めて見るチューリップばかりで驚いた。鮮やかで春らしさを感じた」と話した。

 (中島諒)