島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が9日、それぞれ152人、93人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。両県ともに8日確認分で、島根は新たに2件のクラスター(感染者集団)が確認された。鳥取は累計の感染者数が1万人を超えた。

 島根県の居住地別は松江市58人、出雲市51人、益田市19人、江津市6人、隠岐の島町4人、安来市と雲南市各3人、大田市2人、西ノ島町、海士町、川本町、津和野町が各1人、県外2人。
 クラスターの発生は松江市内の学校の部活動と益田保健所管内の児童福祉施設。部活動は8日までに5人の関係者が感染し、児童福祉施設では計10人の利用者や職員の感染が確認された。いずれも接触者は特定できており、施設名は公表しない。
 このほか松江市の市立保育施設2カ所で職員計3人、出雲市職員1人の感染が確認された。

 鳥取県の保健所別は鳥取市40人、米子34人、倉吉19人。境港市立第二中学校で関係者1人が感染し、臨時休校を決めた。県立米子高校も関係者1人が感染し、3年を学年閉鎖とした。
 鳥取は7日に発表した米子保健所管内の1人の感染を取り下げ、累計感染者数は1万63人。島根は1万591人となった。
 7日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)17・0%、鳥取(350床)12・0%。宿泊療養は島根46人、鳥取79人。自宅療養は島根928人、鳥取465人。両県とも重症者はいない。
      (古瀬弘治)