島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が13日、それぞれ162人、100人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも12日確認分。島根県内では松江市内の保育施設と事業所、雲南保健所管内の学校、出雲市内の事業所で新たにクラスター(感染者集団)を確認した。

 島根県の居住地別は、松江市66人、出雲市47人、隠岐の島町12人、益田市10人、雲南市9人、江津市5人、奥出雲町と海士町各3人、浜田市、安来市各2人、大田市と邑南町、県外各1人。

 クラスターは12日までの検査で、松江市内の市立保育施設で11人、事業所で5人、雲南保健所管内の学校で6人、出雲市内の事業所で6人の感染を確認。接触者は特定できており、学校名などは公表しない。

 また、松江市では市職員と市立病院職員、島根県警本部の30代男性警察官、県東部警察署の40代男性警察官が1人ずつ感染。大田市立病院の職員1人、雲南市と隠岐の島町の職員それぞれ1人が感染した。

 感染拡大を受け、島根県は不安を感じる県民を対象とした無料のPCR検査を30日まで延長する。

 鳥取県の保健所別では米子75人、鳥取市13人、倉吉12人。米子市の米子西高、義方小、倉吉市の倉吉東高(全日制)で学校関係者それぞれ1人の感染が確認され、一部学年の閉鎖や授業の打ち切りした。

 県内の累計感染者数は、島根1万1106人、鳥取1万392人。13日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)17・5%、鳥取(350床)16・6%。宿泊療養は島根34人、鳥取94人。自宅療養は926人、鳥取436人。重症者は両県ともいない。
 (清山遼太、藤井俊行)