松江市殿町の松江城山公園特設コースでたすきをつなぐ「第3回国宝松江城リレーマラソン」(山陰中央新報社主催)が17日にあり、77チームが国宝の天守を仰ぎながら力走した。
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松江城に愛着を深めてもらおうと2019年に始まった。新型コロナウイルスの影響で中止や会場変更が続き、城山での開催は2大会ぶり。
職場対抗、男女混成、男子、女子、ファミリーの5部門に島根県内外から575人がエントリーし、二の丸や椿谷、松江護国神社前を巡る1・7キロの周回コースを、1チーム4~12人で25周し、タイムを競った。
コロナ感染対策のため、選手は二の丸下の段から時間差でスタート。石段や未舗装の道に足を取られながらも、沿道からの拍手に励まされ、次々にたすきをつないだ。
男子の部と総合で優勝した「チーム全力少年」(米子市)のアンカー深田誠さん(49)=米子市河岡=は「石垣や厳しい下りのあるコースをみんなでまとまって走ることができた。目標の1位になりうれしい」と喜んだ。
(中島諒)