特大のイワガキをPRする(左から)青木隆幸さん、丸山達也知事、和田憲幸さん
特大のイワガキをPRする(左から)青木隆幸さん、丸山達也知事、和田憲幸さん

 旬を迎えた島根県産のイワガキを味わえる県のキャンペーンが24日、県内外25カ所の飲食店で一斉に始まる。コロナ禍で出荷を1年持ち越したため、より肉厚、大粒に育った「特大」のイワガキが楽しめるという。

 県産イワガキは1992年、全国に先駆けて養殖が始まった。隠岐4町村や松江市島根町で養殖されており、春先から初夏にかけてが旬。昨年はコロナ禍で需要が落ちたため多くが1年養殖期間を延ばし、400グラム近いサイズに育った。

 キャンペーンは松江、出雲、益田各市や、隠岐の島、西ノ島両町、広島県内の飲食店が参加。島根県が、抽選で100人への水産加工品などのプレゼントを用意している。

 16日は松江市殿町の県庁で、隠岐の島町で養殖を手掛ける和田憲幸さん(60)、松江市内で飲食店を営む青木隆幸さん(66)が丸山達也知事に魅力を紹介。和田さんは「イワガキを知ってもらい、個人消費を増やしたい」、青木さんは「フワッとして見た目もきれい。昨年は大型連休を休んだので、今年は期待している」と力を込めた。

 キャンペーンは5月23日まで。問い合わせは県沿岸漁業振興課、電話0852(22)6293。(曽田元気)