さまざまな出品物を並べ会場を整えるスタッフ=浜田市後野町、旧花木センター
さまざまな出品物を並べ会場を整えるスタッフ=浜田市後野町、旧花木センター

 浜田市のがん患者と家族、ボランティアなどでつくる「ほっとサロン浜田」が、市内で開く毎週日曜日のフリーマーケットを充実させている。新型コロナウイルス禍の中、他でフリマが開かれなくなったことを背景に出品者が増え、会場を拡大。市民の触れ合いの場にするためミニコンサートも企画し、集客力を高めている。

 フリーマーケットは昨秋、家庭でがん患者を支えつつ、悩みや不安を抱える市民との接点をつくろうと始めた。浜田市後野町旧花木センターの元ハウス栽培建物を会場に、季節の野菜や鉢植え、古本などを持ち寄って並べ、がんに関する情報も共有。売り上げの一部は、公益財団法人ヘルスサイエンスセンター島根(出雲市)のがん対策基金に寄付している。

 コロナ禍の影響で当初10人程度だった出品者が約20人に増え、会場が手狭になったため敷地内の別棟なども活用。音楽会や落語会などのイベントも月1回開催することにし、4、5月はオカリナ演奏会を開いた。

 世話人の植田和美さん(67)は自身のがん体験を振り返りながら「苦しい時に大事なのは笑い。にぎやかで楽しい場所にしたい」と話した。

 出品者、出演者は随時募集している。問い合わせは植田さん、電話090(5694)9405。
  (板垣敏郎)