<短歌>寺井 淳選
連載の切り抜き朝のルーティーン『茜唄』綴じて文庫となりぬ 益 田 俵 幸子
【評】『茜唄』、特に終盤は瞠目(どうもく)して読みました。この歌には祝意が溢(あふ)れています。 連載完結は、作者と読者と掲載メディア、この三者がすべて最後まで健在であったから こそなので。
キッチンに並んで立ちて潮の香に子の強き手が栄螺を捌く 大 田 坂本 恵子
【評】栄螺(さざえ)からたつ潮の香り、並んでいる子の「強き手」の感触、これらの感覚がく っきり伝わってきます...
<短歌>寺井 淳選
連載の切り抜き朝のルーティーン『茜唄』綴じて文庫となりぬ 益 田 俵 幸子
【評】『茜唄』、特に終盤は瞠目(どうもく)して読みました。この歌には祝意が溢(あふ)れています。 連載完結は、作者と読者と掲載メディア、この三者がすべて最後まで健在であったから こそなので。
キッチンに並んで立ちて潮の香に子の強き手が栄螺を捌く 大 田 坂本 恵子
【評】栄螺(さざえ)からたつ潮の香り、並んでいる子の「強き手」の感触、これらの感覚がく っきり伝わってきます...