岸田文雄政権の実績や物価高対策、新型コロナウイルス対応、東京一極集中の是正などが問われた参院選が10日、投開票された。3度目の合区選挙となった鳥取・島根合区選挙区(改選数1)は、自民党現職の青木一彦氏(61)=公明党推薦=が、立憲民主党新人の村上泰二朗氏(34)と共産党新人の福住英行氏(46)、政治団体・参政党新人の前田敬孝氏(60)、NHK党新人の黒瀬信明氏(37)を大差で破り、3選を果たした。合区選挙区の投票率は2019年前回選比0・79ポイント増の52・99%。県別では島根が2・33ポイント増の56・37%となる一方、鳥取は1・05ポイント減の48・93%で過去最低を更新。比例代表の山陰関係は、優先的に当選できる「特定枠」に出馬した元鳥取県議で自民新人の藤井一博氏(44)が初当選を果たした。