新作の「赤壁」をイメージしたラーメン
新作の「赤壁」をイメージしたラーメン
店頭に出て、ラーメンの味を客に確認する野本栄二さん(中央)=岐阜市、岐阜タカシマヤ
店頭に出て、ラーメンの味を客に確認する野本栄二さん(中央)=岐阜市、岐阜タカシマヤ
新作の「赤壁」をイメージしたラーメン
店頭に出て、ラーメンの味を客に確認する野本栄二さん(中央)=岐阜市、岐阜タカシマヤ

 島根県知夫村に移住したラーメン専門家の野本栄二さん(55)=札幌市出身=が、岐阜市の百貨店「岐阜タカシマヤ」で期間限定の店舗をオープンした。知夫特産のワカメを使ったラーメンや観光名所の赤壁をイメージしたメニューは、開店早々に行列ができる盛況ぶりだった。8月4日まで営業する。

 今年1月に移住した野本さんは、コンサルタントとして全国のラーメン店支援に携わる中で、同百貨店レストラン街にある空き店舗の活用策として「全国ご当地ラーメンリレー」を4年前から企画してきた。

 1月から年末まで計17店が出張営業する計画で、野本さんは「らあ麺ちぶ里島」を16日に開店。村内でお披露目済みの「知夫里島天然わかめラーメン」(930円)や、村を代表する景勝地の赤壁をイメージした「赤壁ラーメン 辛味噌(みそ)」(1080円)など5種類のメニューを用意。16日は89杯、17日は130杯が売れた。

 村内で民宿を経営する中濱幸子さん(74)も応援に入り、サザエコロッケ(450円)を提供。「海のない県なので、海産物はテンションが上がる、と喜ばれた」と話した。

 野本さんは8月に村内で店舗を開業する予定。

 (鎌田剛)