小学生向けの野外炊飯活動が30日、浜田市金城町下来原の雲城まちづくりセンターであった。10組27人の親子連れが火おこしや飯ごう炊飯に挑戦し、夏の思い出をつくった。
小学校の夏休みに合わせて親子の絆を強めてもらおうと、まちづくりセンターが初めて企画。参加者は野菜や肉を切る係と、火をおこす係に分かれ、野外炊飯に当たった。子どもたちは涙をこらえてタマネギを薄切りにし頬をいっぱいに膨らませて竹の筒に息を吹き込み火加減を調整。1時間半でカレーやサラダを作って食べた。
洗って再利用できる、地元企業・齋藤アルケン工業(浜田市下府町)のリユース食器を使用。一度限りの使い捨ての容器と比べ、二酸化炭素の排出量を削減できることも学んだ。
野外炊飯を初めて体験した浜田市立雲城小学校3年の大屋菜々花さん(9)は「野菜を切るのが難しかったけど、おいしいカレーが作れてうれしい」と話した。
(中村成美)













