島根、鳥取両両県が9日、新型コロナウイルスの新規感染者数(8日確認分)を発表し、島根は1263人、鳥取は過去最多の882人に上った。クラスター(感染者集団)が島根で7件、鳥取では1日当たり過去最多の8件発生。鳥取は入院中の70代の感染者が別の疾患で亡くなり、死者が累計28人となった。
島根県の感染者の居住地別は、松江市266人、出雲市235人、浜田市91人、隠岐の島町76人、雲南市60人、安来市52人、益田市42人、江津市39人、大田市25人、吉賀町23人、飯南、邑南両町9人、奥出雲町7人、津和野町5人、川本、美郷、海士各町1人、県外19人。ほかに調査中302人。
クラスターは松江市の保育施設17人、浜田保健所管内の医療機関5人、県央保健所管内の児童福祉施設5人、事業所6人、雲南保健所管内2カ所の児童福祉施設各5人、隠岐保健所管内の事業所10人。県内で累計474件となった。
鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市391人、米子365人、倉吉126人。クラスターは鳥取市の認定こども園9人、鳥取工業高校7人、放課後児童クラブ6人、米子市の高齢者福祉施設17人、スポーツ大会14人、倉吉市の社保育園19人、岩美町の高齢者福祉施設11人、東伯郡の高齢者福祉施設15人。県内では累計301件となった。
関係者の感染に伴い鳥取市内の保育施設が一部クラスを休みにした。9日に関係者の陽性が判明した、米子市の児童発達支援センターあかしやは途中休園とし、10日も休みとする。
累計感染者数は島根が5万444人、鳥取は5件の取り下げがあり3万5274人。9日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)が31・0%、鳥取(350床)が39・4%。宿泊療養は島根35人、鳥取132人、自宅療養は島根6149人、鳥取5220人。重症者は島根1人で、鳥取はいない。
(中島諒、藤井俊行)