島根、鳥取など10県でつくる「高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する10県知事会議」を代表し、鳥取県の平井伸治知事が12日、東京・霞が関の国土交通省で、藤井直樹事務次官に対し、山陰道など高速道路網の早期整備に向けた十分な予算確保を求めた。
要望書では、宮城、福島両県で震度6強を観測した地震をはじめ、相次ぐ大規模な自然災害に備えるため高速道路網を早期に形成する重要性を主張。平井知事は「鳥取、島根のようなところをきちんと予算確保してやっていただきたい」と要望した。
これに対し、藤井事務次官は、防災・減災・国土強靱(きょうじん)化に向けた2025年度まで5年間の加速化対策を示しつつ「その後を含めて取り組んでいきたい」と応じた。
平井知事は、経営が厳しさを増す地方鉄道の問題について、代替運行するバスなどの財源確保も求めた。
(原田准吏)













