島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が29日、それぞれ225人、173人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。28日確認分。鳥取で入院中の80代の感染者1人が死亡し、累計死者数74人となった。クラスター(感染者集団)が島根1カ所、鳥取5件で発生した。

 島根県の保健所管内別の内訳は松江68人、出雲55人、益田35人、浜田31人、県央28人、雲南6人、隠岐2人。クラスターは益田保健所管内の高齢者福祉施設6人で、県内のクラスターは累計639件となった。

 関係者の感染確認に伴い松江市立小学校が29、30日を学級閉鎖。出雲市立中学校は29日から当面、一部学級閉鎖とし、大田市立保育所は30日から10月3日まで部分休園とする。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は、鳥取市100人、米子55人、倉吉18人。クラスターは、鳥取市内の医療機関25人、高齢者福祉施設9人、事業所8人、米子市内の高齢者福祉施設23人、八頭郡内の高齢者福祉施設14人で、累計438件。

 累計感染者数は島根8万2317人、鳥取6万2769人。確保病床使用率は島根(371床)が14・0%、鳥取(351床)は20・8%。宿泊療養は島根9人、鳥取16人。重症者は両県ともいない。
(青山和佳乃、岸本久瑠人)