「11月中に忘年会を」ー。島根県の丸山達也知事が記者会見で”異例”ともいえる呼びかけを行った。いったん落ち着きをみせた県内の新型コロナウイルスの感染者数が再拡大することを懸念し、懇親会や忘年会を早めに実施するよう要請。9月中旬に飲食店の利用制限を撤廃して以降、県が発行する「しまねプレミアム飲食券」の購入者は増加しており、積極活用を促した。
丸山知事は25日の会見で「先延ばしにされていた地域や職場の懇親会や忘年会の11月中の実施など、飲食店を積極的に早期に利用いただきたい」と強調した。
急きょ呼びかけた背景にあるのは感染の「第8波」到来の可能性だ。県内の感染者数は9月下旬以降、1日当たり200~300人程度で推移し、丸山知事は「感染力が強い株で、かつ社会生活との両立の中でやっているので(感染者数)2桁が続くというのは難しい」との認識を示す。
感染が再び広がれば、飲食店利用など外出控えが再来するとの見立てから「(懇親会や忘年会などを)できる時期が遠のいてしまうかもしれない。今のうちにやってほしい」と述べた。
合わせて知事が促したのがプレミアム飲食券の利用。しまねブランド推進課によると、飲食券の販売数(週ごとの1日平均)は9月13日~19日が2166組だったが、10月18日~24日は2578組となり、冷え込んだ飲食需要は徐々に戻り始めている。飲食券は4月20日から10月24日時点で44万8126組を販売している。
(白築昂)














