中東初のサッカー・ワールドカップ(W杯)が20日に開幕するカタール。祭典が迫る現地の多様な顔を紹介する。(ドーハ共同)
天然ガスや石油が豊富 経済・資源
カタールは、面積は秋田県よりやや狭い小国だが、天然ガスや石油が豊かな資源大国だ。W杯に向けインフラが整備され街は大きく変貌。「課題は資源依存脱却と経済の多角化」(外交筋)と指摘される。
2019年には三菱重工業(東京)などが受注した都市鉄道が首都ドーハで開業、道路網の整備も進んだ。ドーハには近代的な高層ビルがそびえる。W杯前のインフラ投資総額は少なくとも2290億ドル(約34兆円)に上ると...