安来は、ミドルブロッカーの野津心とオポジットの飯塚優希の2人が要所で得点を重ね、チームを4連覇に導いた。

 第1、2セットは得点力のある大社と一進一退の攻防が続いた。第1セットで存在感を見せたのは飯塚。「自分が流れを切らないようにした」と、中盤の競った場面でスパイクを決め、25-20で先手を取った。第2セットでは最高到達点296センチのエース野津が鋭いスパイクやブロックを決めて25-19。「高さを生かしたスパイクを打つことができた」と胸を張った。
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 第3セットは落としたものの、セットカウント2-1で迎えた第4セットは野津と飯塚が勢いを持続し、序盤から危なげない試合運びで奪取した。

 4大会連続となる春高バレーに向け、野津は「島根と比べて身長の高い選手が多いと思うが、打ち切れるエースになりたい」と闘志を燃やした。

 (小林竜大)

 

 【評】激しい競り合いとなったが、第4セットに着実に得点した安来が大社を振り切った。

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