手のような形をしたデビルズハンドツリーの花=出雲市西新町2丁目、しまね花の郷
手のような形をしたデビルズハンドツリーの花=出雲市西新町2丁目、しまね花の郷

 しまね花の郷(出雲市西新町2丁目)で育てる中米原産の「デビルズハンドツリー」の花が初めて咲いた。赤色の花は人の手に似た形で先端が細く爪のように見え、まるで「悪魔の手」のよう。国内で開花した例はわずかで、いつまで咲いているか見通せないため関係者は「早めに見に来てほしい」と呼び掛けている。
 デビルズハンドツリーはアオイ科の常緑高木で、2017年10月に島根県内の花愛好家が花の郷に苗2株を寄贈した。ガラス室で栽培し、木は1年ほどで今の高さ約5メートルに成長したが花を咲かせることはなかった。
 4月22日に職員が2本のうち1本につぼみを発見。今月10日に開花を確認した。12日には3輪とつぼみ10個ほどが見られ、来場者が約2メートルの高さにある特徴的な形の花を珍しそうに見上げ、写真に収めた。
 花の郷によると、国内での開花報告は滋賀県草津市立水生植物公園みずの森のみで、14年5月に初開花。毎年5月ごろに4日~1週間程度咲くという。国内2例目で今後の生育状況など不明な点が多いことから、岸真課長は「これからどのように咲き、どれぐらい花が持つかなど様子を見守っていきたい」と話した。
(月森かな子)