無印良品の商品が並ぶ店内=浜田市三隅町向野田、ローソン浜田三隅店
無印良品の商品が並ぶ店内=浜田市三隅町向野田、ローソン浜田三隅店

 コンビニエンスストア大手の(株)ローソン(東京都)が、提携する生活雑貨ブランド「無印良品」の商品展開エリアを山陰地域に拡大した。化粧水や文具、靴下、レトルトカレー、菓子など人気の約200アイテムをそろえる。価格は無印良品の実店舗とそろえた。

 昨年11月から中国地方で順次広げている。島根では141店のうち82店、鳥取では138店のうち55店で昨年11月末までに導入した。おおむね店舗の10分の1の棚を使い、全国統一の規格でレイアウトしているという。

 導入店では、化粧品部門の売り上げが約5割伸びるなど好調。島根県西部地域では初導入となった浜田三隅店(浜田市三隅町向野田)では、看板商品の「不揃(ぞろ)いバアム」や色とりどりで低価格の文具が老若男女問わず人気という。同店の新田健浩オーナー(76)は「扱ってみて無印良品のファンが多いことが分かった。今まで来ていなかったお客さんにも来てもらい、リピートにつなげたい」と話した。

 病院併設の小型店などを除いて、全国のローソンに導入する計画。