出雲市河下町の港で見つかったリュウグウノツカイの剥製=出雲市園町、島根県立宍道湖自然館ゴビウス
出雲市河下町の港で見つかったリュウグウノツカイの剥製=出雲市園町、島根県立宍道湖自然館ゴビウス

 【出雲】深海魚、リュウグウノツカイの剥製が出雲市園町の島根県立宍道湖自然館ゴビウスで公開され、目にする機会が少ない神秘的な姿に来場者が見入っている。

 リュウグウノツカイは2022年3月15日、同市河下町の港で住民が弱った状態で海に浮いているのを発見。体表やひれがきれいな状態だったため剥製(全長112センチ)にし、初めて展示した。

 細長い銀色の体に斑点模様があり、鮮やかなピンク色の背びれと腹びれが特徴。同館によると最大で全長8メートルになる深海魚で、冬から春にかけて見つかることが多いという。

 飼育展示係の森永和希さん(27)は「小さなリュウグウノツカイの剥製は珍しい。見に来てほしい」と話した。

 展示は5月末ごろまでの予定。火曜日は休館。入場料は大人500円、小中高生200円、幼児無料。

 (藤原康平)