美又温泉(資料)
美又温泉(資料)

 インターネットなどで投票する「温泉総選挙2022」の結果発表が3日あり、「うる肌部門」で前回1位の浜田市金城町追原の美又温泉は2位だった。連覇は逃したものの、存在感を示した。

 美又温泉は150年以上の歴史があるとされ、肌再生効果が期待されるメタケイ酸を豊富に含む滑らかな泉質が特徴。昨年、同部門に始めて挑戦し、2連覇を目指して訪れた客などに投票を呼びかけていた。金城支所の邉勝朗支所長は「悔しいが、美肌をテーマにさらなる魅力向上に取り組みたい」と話した。

 同部門は25カ所が対象で、秋川渓谷瀬音の湯(東京都)が2年ぶりに1位に返り咲いた。

 温泉総選挙は、環境省や内閣府などが後援する「旅して日本プロジェクト」(事務局・東京都)が企画し、7回目。全国122の温泉が、9部門から一つを選んでエントリーし投票数を競った。投票総数は19万5263票だった。

 山陰両県ではこのほか、旭温泉(浜田市)が歴史・文化部門で3位に入った。
      (中村成美)