新型車両の普通席を前に説明する佐伯祥一支社長=米子市弥生町、JR西日本山陰支社
新型車両の普通席を前に説明する佐伯祥一支社長=米子市弥生町、JR西日本山陰支社

 JR西日本山陰支社が、2024年春に伯備線で運行を始める特急やくも新型車両273系の普通席を9日、報道関係者に公開した。

 古来から神事に用いられ、魔よけの意味が込められている麻の葉柄をイメージした座席は、頭の位置の高さが調整できる可動枕を採用。リクライニングに合わせて座面の角度が変わるチルト機構をJR西の在来線特急で初導入するなど、乗り心地にこだわった形状にした。

 座席間隔も新幹線の普通席と同等のスペースを確保。全席の肘掛けにはパソコン端末やスマートフォンの充電などに使えるコンセントを設置した。佐伯祥一支社長は「体を包み込むような形状。快適な列車の旅が提供できる」と話した。

 約160億円を投じた新型44両(4両11編成)は、24年春以降に順次投入される。
      (山根行雄)