島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

  島根県と鳥取県が4日、83人、60人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。3日確認分。島根で新たなクラスター(感染者集団)が1件、鳥取では「集団感染事例」(7日間で5人以上確認)が1件あった。

 【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移

 島根県分で、診断した医療機関の所在地別内訳は出雲市24人、松江市20人、大田市、雲南市各7人、益田市6人、安来市5人、隠岐の島町4人、浜田市、飯南町、邑南町、津和野町各1人。ほかに6人が医療機関を受診せず自主検査のみで「しまね陽性者登録センター」に登録した。

 クラスターは出雲市内の高齢者福祉施設12人で、県内のクラスターは累計1134件となった。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は米子31人、鳥取市22人、倉吉7人。クラスター認定に代え、高齢者施設や小中学校などの報告を基に3月27日から公表している集団感染事例は、岩美郡の放課後児童クラブ7人。

 累計感染者数は島根16万8682人、鳥取14万2182人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計244床)が6・6%、鳥取(確保病床351床)は7・7%。宿泊療養は島根3人、鳥取2人。両県とも重症者はいない。
(清山遼太、岸本久瑠人)