第53回山陰中央新報社杯島根県アマチュアゴルフ選手権競技(中国ゴルフ連盟、山陰中央新報社など主催、島根県ゴルフ協会主管)が20、21の両日、浜田市金城町今福の金城カントリークラブ(7014ヤード、パー72)で111人が出場して開かれる。力のあるベテランや大学生らの若手が出場予定で、中学生の活躍も期待される。

 コースは全体的に距離が長く、グリーンは狭くフェアウエーより高い位置にあることが多い。ティーショットやアプローチの出来がスコアメークの鍵になりそうだ。

 前回大会で5年ぶりに優勝した53歳のベテラン・鎌田賢二(金城CC)は経験豊富でショット、パットとも完成度が高い。狙うのは19度目の頂点だ。

 飛距離が武器の門脇龍輔(島根ゴルフ倶楽部)は3月の県民ゴルフ大会を制し、上り調子。前回大会3位で日本アマチュア選手権にも出場した岩崎大地(玉造温泉CC)は今春、関西学生リーグの強豪・近大に進学。レベルの高い環境でプレーを磨き、堅実なゴルフで初優勝を目指す。

 アプローチとパットに安定感がある三原明典(いづも大社CC)やコースをよく知る地元選手にもチャンスがありそうだ。

 出雲三中3年の岡幸樹(島根県ゴルフ協会)、斐川西中3年の藤江十弥(同)ら力のある中学生も出場する予定。前々回覇者の平田高3年、三原颯真(いづも大社CC)は欠場する。

 上位11人(中国ゴルフ連盟シード選手は除く)が第52回中国アマチュア選手権、上位40人が特別国体県4次予選の出場権を得る。

 新型コロナウイルス感染対策のため表彰式は行わない。

 (森山郷雄)