園児と相撲を取って交流する君ケ浜親方=松江市法吉町、みずうみ保育園
園児と相撲を取って交流する君ケ浜親方=松江市法吉町、みずうみ保育園

 【松江】大相撲の君ケ浜親方(37)=八角部屋、元関脇隠岐の海=が9日、松江市法吉町の社会福祉法人みずうみが運営する保育園や高齢者施設などを巡って園児やお年寄りと交流を深めた。

 社会福祉法人の介護施設で勤務する職員が君ケ浜親方と同級生だったことが縁になり、訪問が実現した。保育園のほか老人ホームやケアハウスなど計7カ所を訪問した。

 高齢者施設では長年のファンという入所者から涙ながらに握手を求められる場面もあった。みずうみ保育園(松江市法吉町)では、年長組の園児11人が1カ月前から準備していたお手製の化粧まわしを身に着け、元気の良い声で親方を歓迎した。園内に設けられた土俵で、園児3人がかりで相撲を取り「がんばれー」「負けるなー」の声援を受けながら親方の巨体を力いっぱい押し合っていた。

 年長組の宮廻快都(かいと)君(5)は「かっこよかった。一緒に相撲を取って楽しかった」と喜び、君ケ浜親方は「喜んでもらい、長年応援してきてもらった皆さんへの恩返しになれば良かった」と話した。(中島諒)