今から30年前の1993年6月6日、米ロ双方から旧ソ連の残した核兵器の完全放棄を求められ、孤立感を深めていたウクライナの首都キーウ(キエフ)に米政府要人が降り立った。大統領クリントンが厚い信頼を寄せる国防長官のレス・アスピン。

 ウクライナ議会には依然ロシアに核を即時移送せず手元に残すべきだとの意見がくすぶり、首相クチマ(後の大統領)ですら米ロに次ぐ「第3の核大国」論を公言するあり...