【出雲】出雲市西平田町のぎゃらりーHand&Handで押し花の作品展が開かれ、アジサイやコスモスといった草花を素材にした作品が来場者を楽しませている。7月1日まで。入場無料。
平田町内の60~80代の女性5人でつくるスズラン会が過去20年で手がけた約70点を並べた。花は一度分解し、和紙に挟んで乾燥させてから使用するため年月がたっても色が保たれるのが特徴という。
佐々木イサコさん(88)が手がけた「ふる里」(縦30センチ、横39センチ)はのどかな田舎の風景が題材。家の屋根はタケノコの皮で表現し、温かみがある雰囲気に仕上げた。落合早智子さん(86)は折り紙や着物の端切れを背景にして花と組み合わせ、美しさを表現した。
佐々木さんは「自分だけの世界に一つしかない作品ができたときの喜びはひとしお。花が心を癒やしてくれる」と話した。(藤原康平)










