演奏する浜田第四中学校の生徒たち=浜田市内村町、美川まちづくりセンター
演奏する浜田第四中学校の生徒たち=浜田市内村町、美川まちづくりセンター

 本年度末で閉校する浜田第四中学校の音楽部が29日、最後のポップスコンサートを近くの美川まちづくりセンター(浜田市内村町)で開いた。部員はわずか3人で、教員も加わりバンドを編成。詰めかけた大勢の地域住民を前に、感謝の気持ちを込めた音色を響かせた。

 ポップスコンサートは地域住民に楽しんでもらう目的で毎年開催してきた。音楽部は今年春に3人が卒業し、部員は3年の石津由依さん(14)と、2年の阪田愛葉さん(13)、大枝遙希さん(13)の3人だけとなった。

 開催が危ぶまれたが、閉校となる最後の年に演奏で思いを届けたいと教員5人が応援で参加し、音楽経験の浅い教員も一緒になって練習を重ねた。

 演目は、いきものがかりの「ありがとう」など部員3人で選んだ4曲で、生徒たちは緊張しながら担当する楽器紹介とソロ演奏も披露した。会場からは手拍子が沸き起こり、部長の石津さんは「地域への感謝と、これからも頑張っていきたいという思いが伝わったと思う」と笑顔で話した。

 閉校記念事業として地域に呼びかけ、例年より多い約70人が来場。最後は校歌を演奏し、みんなで合唱した。卒業生で閉校記念事業実行委員長の藤井哲二さん(66)は「校歌は思い入れがあり胸に染みた。少人数でも立派に成長した生徒の姿を見ることができて良かった」と目を細めた。
  (吉田雅史)