【松江】松江、安来両市の美術部の高校生80人が絵付けした風鈴が、松江市美保関町美保関の青石畳通りの軒先につるされ、チリンチリンと涼しく心地よい音色で観光客を癒やしている。31日まで。
松江地区の美術部員が2019年に美保関町内で絵画制作合宿をした縁で、松江観光協会美保関町支部などが20年に制作を依頼。その後、安来市の美術部員も加わり今年で5年目。
絵付けはシックな通りの景観に配慮して青、緑、白の3色に限り、波や花火といった夏を連想させる模様を、直径6センチほどのガラス玉に描いた。風鈴につるす短冊には、部員が世界平和を願うコメントも記した。
神戸市から家族5人で訪れた森亮子さん(50)は「暑い中で涼しい気持ちになれた」とほほ笑んだ。
風鈴は台風などで悪天候になれば、つるさない日もある。(広木優弥)